家鴨DIARY

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遺伝子と運命〜夢と悪夢の分岐点〜

いつもマンガやゲームの本しか読んでないと思われるのも癪なので
今日は違った本をご紹介。
遺伝子と運命―夢と悪夢の分岐点 (ブルーバックス)
1970年代にあったSFブームの洗礼をちょっぴりでも受けていれば、興味の
沸きそうなタイトルである。


新書なのに3.5センチくらいの厚さがある本。
小難しいことが書いてあるのかな?と思ったらそうでもなかったです。


架空の未来に生まれた二人の女の子をモデルに
遺伝子治療の恩恵に預かった者と
遺伝子工学のために差別を受けて、ろくな治療も受けられない者。
この二人をドキュメンタリータッチに描き、その中で出て来た治療法や
振り分け方等が実際に現在可能かどうかを考察する内容です。


医学の進歩は病気を直し、寿命をも延ばしましたが、その弊害も起きて
いますよね。遺伝子治療も有効に使えば病気を完全に治したり、無くした
腕を再生することも可能になります。
しかし、逆に遺伝子的に「リスクのある」赤ん坊は保険に入れなかったり、
人的に排除されてしまう可能性もある訳です。


この書物に出ているように、もし、遺伝子治療があったとしたら
やはりの裕福な家庭の子供しかその恩恵にあやかることが出来ない。
それは今も未来も変わらないのでしょうか・・・・