同人誌を作る過程での葛藤（１）

え〜昨日は何だか「語って」ましたが、そんなご大層な
思想の持ち主でもないくせに、困ったチャンの私を
お許しください。

まさか、年月を経て同人誌を再開するとは思っても
なかった訳で、色々考えさせられる事も多いんですよね。
宮崎勤事件から「オタク」という物が犯罪者やおかしい人を
指すような時代がありました。
（それ以前から揶揄はされていましたが・・・今もだけど）

小学校の頃は、漫画描くだけで「暗い」とか言われてましたよ。
主に女子にね（苦笑）実際のところ、かなり活発な面もあった
ので、男の子達と仲良くガンダムの話をしたりする所が
気に入らなかったんでしょうね、今思えば(^^;

今や芸能人が「ガンオタ」であることをカミングアウトし、
それが「おしゃれ」なことだったりするから、時代の流れとは
分からないもんです。

同人誌は売れない物と「同人界の行方」で言い切ってますが、
物事には建前がございまして、やっぱり売れないとツマラナイ
ものでございます。

かと言って「トレンド」を負い続け、見たくもないアニメや
漫画を食い入るように見るのも大人としてはいかがな物かと。
例えば、

「マリみて」が流行ってるからDVDに撮って研究〜！！
※の部分は「プリキュア」でも「SEED」でも何でもOK！

なんてことをするのは、どうも仕事の延長のようで、どっと
疲れが出そうです。←好きじゃなくても調べるのが仕事だった前職
となると好きな物を追求するですが、そうすると「そこそこ」
しか売れない訳です。

そして２ちゃんねるとかに「へたくそはコミケに出るな！」
というスレッドなんかが立つ訳で・・・（苦笑）

現在、5/3の帝国メイド倶楽部に向けて、オリジナル作品を
構想中です。私としては「ブーム」に乗っかるつもりでも
なんでもなく、昨年から興味があり、イベントやオフにも
参加しているのですが、ふっと頭によぎる物があります。

飽和状態のジャンルで本出しても売れないんじゃ・・・

そう・・・こういう発想が出てくる事事態、私自身も「商業主義」
に犯されているのです。
「好きだから」「作品を作りたいから」という崇高な思想も
目の前で繰り広げられる「商業主義」（売れる・売れない）の前では
脆くも崩れ去りそうになる時があります。

特にパロディと違って、オリジナルという物は元作品の力に
頼る事ができません。1930年代前後のメイドさんの話が作りたい！
と思っていても、「萌えに走った方がいいんじゃないか？」という
考えがよぎります。

こうなって来ると何をやりたいんだかわからなくなります。
売れないのも嫌だが媚びた物も作りたくないし、いや、そうではなくて
その折衷を考えるとか・・・というか、中途半端に作るとマニアックに
詳しい方に突っ込まれたら・・・萌えに逃げたら誤魔化せるかも・
うにゃうにゃうにゃ・・・

目くるめくスパイラルにぐるぐるします。
崇高な精神などありやしません。

と今日はここまで・・続きは明日か今晩。