訃報

漫画家の森薫さんのお母様がお亡くなりになったようですね・・・。

私は、森薫さんとは何の関係もありませんが、森さんのサイトの
日記を拝見しつつ、いつも楽しませて戴いていました。
1年間も闘病なさっていたお母様の事を考えて、お辛い時もあった
でしょうに、日記では楽しそうな森さんでした。

私の勤め先は、メンタルヘルスの教育・導入を生業としている
のですが、その中でガン患者とそのご家族のためのセラピーが
あります。

がんは早期発見が重要です。
会社にお勤めの方は健康診断がありますが、専業主婦の方は
なかなか定期健診に行く事がないですよね。

また、妻が夫の健康維持に注意する割合と夫が妻の健康状態を
気にする割合では、妻が夫を気にかける率が高いそうですね。
「妻は病気になんてならない」
いわゆる「団塊世代」のお父さん方は、そんな風に思っている
そうです。
また、女性は自分の痛みを我慢する方も多いのではないでしょうか。

私も昔、婦人科系の病気になった事がありますが、3年くらい我慢
していました。痛くて痛くてバファリンを4時間おきに飲んでいた
くらいに苦しいのに、よく色々やってたもんです。（悪い例ですが）

小さなお子さんを持つ、お母さん。
一人暮らしのあなた。
「妻は病気にならない」なんて思っている旦那様方。

どうか、定期的に検診を受けてください。
そして、気にかけてあげてください。
ガンは早期発見されれば怖い病気ではありません。

お金に余裕がおありでしたら、PET検査（陽電子放射断層撮影装置）
がお勧めです！MRI検査で分からないガン細胞や脳の異常も発見できます。
ただし、高いのが難点！10万以上します。
でも、ある程度の年齢になったらPET検査はお勧めです。
「ガンになりかかっている細胞」を発見する事もできます。
命に10万は高いか安いかはそれぞれあると思いますが・・・。

残されたご家族は、かなりの間、こうすればよかった、ああすればよかった
と自分の無力感に取り付かれます。
私の従兄弟の奥さんも乳ガンで31歳で亡くなりました。
妊娠の検査の際、分かったのです。子供は医者が「治療ができない」という
理由で堕胎させたそうです。

でも、結局1年持たなかった。
本当は、子供を残して治療する方法もあるのですが、そういう選択を
患者は選ぶ余裕もなく、残された家族は後悔ばかりが残るのです。
医療の現場では、セラピストの関わりはとても難しい事が多いのですが、
患者側が納得いくかたちのケアが必須ではないかと思うのでした。

う〜ん。珍しく真面目になってしまいました。
御冥福をお祈りします。