家鴨DIARY

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夢にはゴールなんてない〜続ける勇気〜

今、増田のエントリーが湧いている。
※よくよく見たらご本人が降臨していた(-_-;)でもこのまま「増田」さんのままいくよ


■夢をあきらめないということ
http://anond.hatelabo.jp/20090615075411


この増田さんは、大学一年の頃に「サッカーを仕事にしてやる」と
思ったそうだ。それから紆余曲折しながら、巡りに巡り、気がついたら
「サッカーの仕事」をしていた(正確にはサッカーに関わる)ことに
気づいた・・・というエピソード。


よーく読んでみると「サッカーに関する違う部署に配属されたが
ひょんなことで「ワールドカップ出場が決まったら発生する仕事」が
舞い込んできた・・・ってことらしい。
だから、この人にとっては「その瞬間」に「サッカーの仕事」をした
って事実が感動的だったんだね。


■仕事が現実になる時
この増田さんが今後「サッカーの仕事」を出来るかどうかで、この
感動が変わってくるんだろうなと思う。
この後、やっぱり違う仕事ばっかりやることになるのか、このまま
「サッカーの仕事」の方向に流れていくのか。
それとも「瞬間的」に「サッカーの仕事」をしたら満足で終りだったのか。
もし、今後も「サッカーの仕事」を継続的にやりたいのであれば、
ここから先が正念場となるだろうし、そうでないならそれはそれで幸せな
ことだろうと思う。


「良い話に何、水を差してんだよ?」って突っ込まれそうだけど、自分自身の
経験からその辺りがとても気になっている。
自分の話で恐縮だけど私の小学校の卒業文集の寄せ書きには将来の夢として
「声優、コンピューター技師*1」とある。
今、私は細々ではあるが「声の仕事」をしている。
これはある意味「夢が叶った」と言うべきなのだろうが、まだまだ「夢」は
続いている。「全国ネットの仕事をすること」と「声優」*2をすること。
まあ、半分無理みたいな感じもあるが、営業頑張ってる。


初めて自分の声がOAされたのはいつだったか?
ヨーグルトのCMだったように思う。
その時は、こそばゆいような感じだったが、そっからが長かった。
仕事にまともになるまで、三年位かかった。それまでとても「ナレーター」
って名乗れなくて、レギュラーが増えてから「ナレーターです!」って
名乗るようになった。何度か辞めようか?と思った。


夢が現実となった時、実はまだまだ険しい道があって、そっからが
「根比べ」だった訳だ。


■どこまでやりたいか?
元増田さん風に書き出せば、小学校の時から声優になりたくて、物マネから
始まり、中学・高校・大学と演劇部に入り(その間、地元の芸能関係やら
オーディションやら受けたり)、大学在学中に劇団を作り、兄のツテで
ナレーション事務所にちょっと入り、アナウンサーの先生に師事し、そこの
関係からCMの仕事をもらうようになって・・・・という感じだ。
勿論、順調なことばかりじゃなかった。
本当は東京や大阪に進学したかったけど、当時の事情*3じゃ行けなかった。
その中で一番近い環境を選んで行った。


ま、そっから後は、関東に来て、また零からスタートで新たなるエピソード
がある分けなんだけど(しかも現在進行形)。
営業で仕事をゲットした初仕事をやったのはついこの前。
嬉しいと同時に逃げ出したい!って気持ちもあった。アンビバレンス!
一つ決まっても、次につながるかどうか・・・トントン拍子にはいかない。
関東に来てナレーションでお金が入るようになったのは、3年前くらいから。
気がついたら昼間の仕事以上、ギャラが入った月もあって、何だかんだと
意地でやってきたんだなって気づいた。


でも、次の夢にはまだまだ届かない。ようは終わることがないんだよね、
夢を続けることって。だから「夢」はどこまでやりたいか?が重要だと思う。


傍から見たら「小さい頃からの夢が叶ってよかったね」なのだろうが
それだけでは食べられないし、有名でもない。しかも結構な年に
なっている。その「夢」が現実になった時、喜びよりも「焦り」や
「失望」が大きくなって来る。負けそうな自分もいる。
とにかく時間との戦いの中、一歩一歩進むしかない。


元増田さんが、もし、これで終わらず、更に「サッカーの仕事」を
得ようとするなら、この険しい道のりの仲間(ルートは違っても)
なる訳で、とにかくどんなに厳しくても「諦めない気持ち」で
頑張って欲しいと思う。

*1:多分、ガンダムの影響・・・アホ

*2:声優とナレーターはちょっと違う。ナレーターというと「司会やってもらおう!」って言う人もいるがそれもちょっと違う。両方出来る人もいるし、できない人もいる。DJとは違う。DJだからナレーションが上手いとも限らない。そこが色々難しい。全部やれ!って人もいるし、声優はナレーションは下手って人もいる。ナレーターは演技出来ないって言われたり、アナウンサーはナレーションがヘタって言われたり・・・この業界は面倒なのだ。ぶっちゃけ言うと私の年で声優って事務所経由は絶対にムリ。自力でするならゲームとかそういうとこだろうな。今はナレーター営業で一杯一杯だし、どっちつかずになりたくないので、ナレ一本。それに今まで声優をきちんとこなしている方々い敬意があるので、それなりのレベルじゃないといけない気がするのだ。

*3:今と違って「東京で女の子の一人暮らし」なんて絶対に許してもらえる時代じゃなかったし、経済的にも近隣の大学が精一杯だった。後は親を説得して意地で行く勇気がなったんだろうな。今思えば、あの時、行って大失敗でもすれば、今もグダグダやってないんじゃないか?とも思う(苦笑)