腐女子≠女オタク
私はいわゆる「ジュネ」やら「キャプつば」やらの世代で
勿論(^_^;)ヤオイ漫画も買っていたさ!とカミングアウト!
ちなみに「キャプつば」やジュネにははまりませんでしたが、
「聖矢」と「西炯子」にはハマっていました(-_-;)
当時のジュネは物書き、漫画家志望の登竜門と言われ、
小説なら栗本薫(中島梓)、漫画なら竹宮恵子に叩かれ、
ジュネで認められれば、商業誌でもやっていける!等と
言っていたものです。
なんで急にこんな話が出たかと言うとこんな本が出てたから。
なぜ、腐女子は男尊女卑なのか? ―オタクの恋愛とセックス事情 (アフタヌーン新書 003)
- 作者: fujyoshi syndicate(腐女子シンジケート)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 新書
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「アフタヌーン新書」で出た「腐女子」分析本なんだけど
さらっと立ち読み(買ってまで読みたくない代物)したけど
何故にこの手の本は「腐女子は本当はエッチで美人で奥ゆかしくて
実は男性に尽くすレトロなタイプなのよ、うふ☆」と言いたがるのか?
「彼の才能に惚れたの」と高学歴ワーキングプアを養う総合職オタクOL
いや、これは・・・・(~_~;)
別に「オタク」ではなく単なる「だめんず・うぉ〜か〜」
ではないのか?オタクじゃなくてあらゆるジャンルの女子に
見受けられる傾向ではないのだろうか?
というか・・・この筆者は「女オタク」という存在を理解
しているのか?本当に。
だいたい、なぜ、女性のオタクは「腐女子」かしょこたんに
代表されるような「秋葉系スイーツオタク」しかいないことに
なっているのだろうか?
実際、私がヤオイ本(ボーイズラブじゃない)を買っていた頃、
それだけじゃなくて、普通に魔法少女やらサンライズ系ロボット物
やら恋愛ものも好きだったし、男の子にも興味があった。
「男と男しか認めないわ!」
という極端な腐女子ではありませんでした。
そりゃ・・・大学の先輩の中にはむにゃむにゃと言いたくなる
方もいましたけれど、それは別に腐女子じゃなくてもいる訳で(-_-;)
「腐女子だから」じゃなくて「元々のその人の人間性+たまたま
ボーイズラブ好き」という構図ではないだろうかと。
そう言えば「匿名はてな」に面白いエントリーがありました。
■二次元に行きたい
http://anond.hatelabo.jp/20080826211923
元増田さんはこのように問いかけていらっしゃいます。
なんで女子には、オタクであっても、「二次元行きたい」って人が少ないんだろ?
そうだなあ・・・キャラ萌えで行きたいってのはないな。
その物語の中のキャラクターとして活躍したい!ってのは
あるかもしれないけど。彼氏とか旦那としてそのキャラが
欲しいから二次元に行きたいってのは・・・あんまりない。
というか、このエントリーに下記のようにレスポンして
いらっしゃる方の意見に近いかもしれない(-_-;)
理想のキャラが自分に惚れてくれると思えるほどお気楽ではないので
http://anond.hatelabo.jp/20080827011900
良くも悪くも女性はとても現実的で、どんなにそのキャラが
好きでも自分と釣りあう訳がない!と冷静に分析してしまう
人が多いんじゃないかなあ?
良く「どうせ女はイケメン好きだろ?」という男性意見が
ありますが「イケメン」は観賞用で実際に付き合う人は
そうでもないって女性は多いと思います。
あれに似ているのかもしれない。
女性は案外、客観的に自分を見ている人が多いと思うんですよ。
(例外は除いてね)
だから、好きなキャラと自分なんて現実感が増して辛すぎる。
男性のエロ好きオタの方は、その辺のギャップを感じないから
(二次元は二次元と割り切っている?)「俺の嫁」って
言えるんじゃなかと。
腐女子の世界って複雑だと思うのです。
私的には上記で述べたように「男×女」では自分とのギャップに
苦しむ。ましてや「自分」だなんて耐えられない。
そんな心理が「男×男」に行くのではあるまいか?
ある意味、自分の評価が厳しいんですよね。
そして傷つきやすい。10代の頃にハマりやすいのも自分の持つ
女性として「見られる性」を意識し始める頃だからかもしれません。
ちなみに現在は全くヤオイに興味がありません。
特にこの頃のボーイズラブ系だと出てくる受けキャラも
綺麗過ぎて私には同一化なんて無理かと思われますww