家鴨DIARY

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足りないくらいがちょうどいい〜宮崎死刑囚の死刑執行から連想した思い

<書きかけ>
連続幼女誘拐殺人 宮崎死刑囚に死刑執行

主催する同人サイト情報が主なこのブログに珍しいエントリー。
しかし「同人」だからこそ、意味のあることかも。
流石にmixiには書けないのでこちら書く事にする。


ついにあの宮崎勤
死刑が執行された。
犠牲者の方には心からご冥福を祈りたい。
事件について今更ここで説明する必要もないだろう。
それとも今の「オタク」達には風化した、もしくは「知らない」
事件になったのだろうか?


「連続幼女誘拐殺人」
80年代、90年代初頭に同人活動をしていた者にとっては
ある意味「呪い」をかけられた事件。
マスコミに「オタク」という名称をつけられ、漫画や
アニメが好きな者は「キ●チ●イ」で「へ●タ●」で
犯罪者予備軍になった。
それまでだって立場はよくなかったけれど、以後、一般の人に
「漫画描いている」「同人誌やっている」とは気軽に
言えなくなった。


■ハレとケ
思うにマスコミを中心とした「オタ叩き」は定期的に
行われているように思う。
実を言うとここ数年の「秋葉原」の賑わいには正直
複雑な思いがあった。
「365日コミケ&イベント」
それはそれで楽しいだろうけれど、本来のイベントやら
同人誌即売会やらが段々意味の薄い物になっていく。


オタクに限らないことだが、生きていくには「ハレとケ」
があるという事が大事なんじゃないだろうか。
いつもは辛くつまらない日常。
しかし、何度か一気に弾ける場所。許される時間がある。
365日お祭り騒ぎで強い刺激ばかりでは、そこさえも
「日常化」し、生きていくための「逃げ場」にはならない。


■マイノリティであること■
宮崎の事件で「オタク=犯罪者予備軍」のレッテル貼り
をされた我々だけど、オタク第三、四世代はそこまでは
感じていなかったのではないか?もちろん「キモイ」とか
「変」とか言われる事もあるかもしれない。
だが「しょこたん」を代表するような「ちょいオタ」が
持て囃されていた近頃は「オタクが世間に認められた」
「世界の秋葉原!」「日本のアニメや漫画は文化!」と
錯覚を起こしてしまった者も多くいたんじゃないだろうか。
しかし、世間はいつも「格下」の者が欲しいんだ。
決して認められたわけでも、理解された訳でもマジョリティ
になった訳でもない。


「キモイもんはキモイ」


別に悪い事じゃない。
三度の飯より漫画描く事が好きだった10代。
それを「キモイ」というなら、男と化粧と御洒落しかない
ことだってある意味「キモイ」じゃないか。


■秋葉の事件から■
偶然かもしれないが、秋葉の連続殺傷事件のあったこの時期、
「オタク=犯罪者予備軍」のレッテル貼りを作ってくれた
あの「宮崎勤」が死刑になった。
恐らく加藤容疑者の末路も同様だろう。
彼は真正の「オタク」とは思えない。
秋葉原」に行って「ゲーム」やってるのが「オタク」な
訳ないだろう?「オタク」ってその場所に通ったり、その
アイテムを持っていたらなれるもんなの?
これ以上は脱線しそうなのでやめておく。


マスコミの報道を見ていると「オタク=犯罪者予備軍」と
はっきりとは言わないが、文集の絵を持ち出したり、
秋葉原に通っていたと言っていたり、流れを「秋葉系=
犯罪者予備軍」に持って行こうとしている。
被害にあわれた方の救助を行っていた者、その被害者の
写真を撮っていた者。どちらも「秋葉」にいた者なのに
片方だけクローズアップされがちだ。
でも、一般人だって同じ割合だと思う。
皮肉な事に20年経っても「レッテル」は剝がれていない。