ヘブン・アンド・アース 天地英雄
中井貴一が主演した中国大作映です。
中井さんは世紀の中国・唐王朝の最盛期、遣唐使として25年間、
武術や文化を学び、辺境の地で任務を遂行中の来栖という人物役。
吹き替えじゃなくて、ちゃんと中国語を喋り、殺陣をこなされておりました。
なかなか渋い作りで、最近のアクションや華美な衣装デザインに頼らない
「漢(おとこ)」の話なのだな・・・と思っていました。
最後5分前くらいまでは・・・・(」゜ロ゜)」
ちょうどジェット・リー主演の「英雄 ~HERO~」が同時期に出たので
「オチ」を同じにしない配慮だったんでしょうけれど、なんじゃ〜!!
あの終わり方は。B級SFだったんかい!
ぜいぜい・・・中井さんが「切れて日本に帰りそうになった」というのも
うなずけます。
ここからはネタバレ注意!
うむむむむ。仏舎利が光るのは良いんですけど、仏陀は争いからは何も
生まれないとか言ってんのに人を殺しちゃまずいっしょ。
だったら、最初から彼らをその仏陀パワーで助けろっつーの(苦笑)
何やら最後にキリスト圏の思想がもろ押し付けられたような気がします。
勧善懲悪なのか?まあ、水戸黄門とかそうですけれど・・・・
「玄三」をイメージしているのならば、やはり仏教思想を盛り込みながら
「人を生かそうとすることは罪なのか」という伏線を使って欲しかった。
来栖が李をやはり「殺さず」、結局日本には帰れなかった・・・・
というオチが良いのではないのでしょうか。
いや、本当はそういう最後ではなかったのかと思います。
最後にスポンサーに変えられたか、壮大なストーリィの収集がつかなく
なったか・・・w(:_;)w 不思議パワーオチが好きな方にはお勧めかも(^^;)